女の堪忍袋
※ネタバレがイヤな方はご注意下さい!(了解の方のみご覧下さい)
大正3年の春、藤吉とてんの間に長男が誕生します。名前は、隼也(しゅんや)とつけました。
それから1年が経ち隼也は1歳になりました。
風鳥亭は、毎日のように満員御礼の状況になります。
てんは、子育てをしながら働いています。藤吉は、そろそろ2つ目の寄席が欲しいと思い動き出していましたが、人手が足りない状況なので、てんは不安がります。
そんなころ、風太(濱田岳)から連絡があり休みで実家に帰る途中にてんの家に寄るというのです。藤吉はそのため、今日は早く帰ると約束をして寄席を探しに出かけました。
そして、夕方になり風太がてんの家にやってきました。てんは、風太に手料理をふるまいもてなします。
しかし、藤吉は約束をした時間を大幅に過ぎても帰ってきません。
帰ってきたと思ったらお酒に酔っていて、しかもてんが作っていた料理を台無しにしてしまいます。風太は、そのことが許せなくなり藤吉と喧嘩になります。
風太は、てんの家に泊まる予定でしたが出ていき宿泊することになりました。藤吉は、仕事に夢中になりすぎ隼也の節句も忘れています。
てんは、自分や隼也のことをちゃんと思ってくれているのか不安になります。そんなある日、風鳥亭で隼也がいなくなるという事件が起きます。てんが藤吉に隼也を預けていたところでした。
藤吉が目を離している間に、隼也がいなくなってしまったのです。幸いにも隼也は、リリコ(広瀬アリス)が面倒を見てくれていたので助かりましたが、てんは最近の藤吉についての不満をリリコとトキ(徳永えり)に打ち明けます。
リリコは、てんに布袋に思いっきり不満をぶちまけるようにアドバイスします。その後も藤吉は、勝手にリリコに隼也を預けて、どこかに行ってしまいます。帰りも毎日夜遅い。
てんは、それを不満に思い布袋に思いっきりぶちまけます。そこにたまたま、伊能栞(高橋一生)がやってきてきちんと藤吉と話しあった方がいいと意見されます。
すると、藤吉が戻ってきて何をするかと思えば寄席の売上金を取り出して寄席の手付金にするというのです。しかし、それは芸人支払う給料だったので、てんが止めます。
藤吉は、そんなてんを振り切ってお金をもって出て行ってしまいます。その晩、てんは藤吉に怒りをぶつけます。今の藤吉は、父親としても夫としても失格だと言ったのです。
しかし、藤吉はそのてんの話も右から左に聞き流します。そして、翌日からてんは藤吉を無視することになったのです。二人が気まずい状況は芸人たちにも伝わります。
もし、二人が離婚したら働く寄席がなくなると不安に思います。そんな状況の中、2件目の寄席を購入してきたと藤吉は意気揚々と事務所に戻ってきました。しかし、てんは相変わらず無視です。
そのタイミングで寺ギン(兵藤大樹)がやってきて、寺ギンのもとで働くようになったと風太を紹介します。その話を聞いたてんと藤吉は、驚きます。
そこに今度は、キース(大野拓朗)とトキが見せたいものがあるとてんと藤吉を呼びます。すると、舞台では隼也の節句のお祝いをしているのです。それを喜ぶてんと藤吉。
藤吉は、芸人たちに対しいちばん大切なんだと話します。そして、てんも藤吉を日本一の席亭してしてみせると話すのです。この芸人たちの計らいで二人は無事に仲直りできたのです。
その後、寺ギンに藤吉が今までの倍の芸人を派遣してほしいとお願いしその代わりにお金の割合を売上の5対5にしてほしいとお願いします。寺ギンが風太に確認するとその必要はない。
そう藤吉の交渉をはねつけたのです。てんは、その風太のかわりように驚きを隠せませんでした。